2015.03.31

KDDIならではのメリットとは?~AWS Direct Connectによるセキュアで安定した接続を実現~

AWS with KDDI(Amazon Web Service)を担当している杉田です。弊社が提供しているサービス「AWS with KDDI」の概要については既に本ブログにて弊社の岩下が紹介していますので、今回私からはサービスの肝であるイントラネットとの接続部(AWS Direct Connect)について、技術的な内容を踏まえてKDDIが提供するメリットを説明したいと思います。

AWS Direct Connectとは?

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ご存知の方も多いかと思いますが、AWS Direct ConnectとはAWS上に構築したVPC(仮想プライベートクラウド)とお客様のデータセンターやオフィスを専用線にて接続するサービスです。VPCとプライベートな接続を実現するというだけであれば、Direct Connect以外にVPNを利用した接続も可能ですが、インターネット経由となるため安定した通信は保証されません。一方専用線であるDirect Connectであれば、回線自体を通信キャリア側にて管理できるため、安定したスループット(一貫性のある通信)が可能となります。またDirect Connectサービスを利用するには、大きく以下の二つのパターンがあります。

  1. 物理回線を占有。複数の論理接続を自由に作成可能。
  2. 物理回線を共有。通信キャリアのサービスを利用し、論理回線ごとに契約する。

現在KDDIでサービス提供(※)しているのは、2つめの物理回線を共有するパターンになります。※個別での問い合わせであれば占有パターンでも対応は可能です。

KDDIの提供するイントラ接続

KDDIのイントラネットサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(以下 KDDI WVS)」では、AWSの専用線での論理接続を実現する「AWSダイレクト接続」オプションを提供しています。既にKDDI WVS-AWS間のDirect Connect接続はKDDI側で実施済ですので、KDDI WVSに加入しているお客様であればサービスのお申し込みをして頂くだけでAWSとプライベートで接続された環境を利用できるようになります。お客様の拠点からAWSへセキュアで安定した通信ができるようになるため、例えばオンプレミス上のデータをAWSの安価なストレージへデータを定期的にバックアップしたり、DBはフルマネージドで運用し易いAWSのRDSを利用しつつフロントのアプリケーションサーバはKDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)で構築するといったハイブリッドな構成も可能です。インターネットもイントラネットも定額で利用できるKDDIと、豊富なサービスを持つAWSの好いとこ取りができるのが、「AWSダイレクト接続」なのです。

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オールインワン提供でサポートも安心、納期、手間の大幅な削減も可能!

上述しましたが、AWS Direct Connectを利用するためには専用の物理回線を用意する必要があります。日本国内では、エクイニクスTY2 IBXデータセンターにあるAWS東京リージョンのゲートウェイと接続することが可能です。もう少し具体的に言うと、エクイニクスTY2までの回線手配(通信キャリア)、TY2内へのラックの手配と端末の設置及び構内配線サービスの申し込み(エクイニクス社)、AWSのゲートウェイまで接続と設定(AWS社)などが必要です。このような調整を行った結果AWSとダイレクトに接続できる構成ができたとしても、それぞれのポイントにおける運用保守の整理も必要となります。ここで一つ再確認したいと思いますが、本来クラウドコンピューティングとは、ITリソースの制限を気にすることなく利用できるものではないでしょうか?クラウド(AWS)とは、リソース制限をなくしアプリケーションの開発に注力できる環境であるとAWSのCTOであるWerner Vogels氏も昨年のre:Inventで話していました。そこでKDDIの出番です。物理回線工事、ラック契約、煩雑な設定対応などはすべてKDDIが行うのでお客様の対応が不要となります。納期、手間の大幅な削減が可能です。さらにKDDI WVSからAWS(東京リージョン)へは異ルートの冗長回線を提供しています。運用保守も請求処理も、オールインワンで提供可能です。物理的なリソースを気にすることなく、お客様はAWS上での開発だけに集中し、クラウドサービスを最大限に活用できるようになります。

図1

KDDIが提供する「ダイレクト接続」のメリットを理解いただけたでしょうか?ご興味を持っていただけたら、是非KDDIへお問合せ下さい。今後はDirect Connectだけでなく通信キャリアとしてAWSに関するサービスを提供するための運用面での課題や具体的な利用技術について紹介していきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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KDDI株式会社 プラットフォーム開発本部
プラットフォーム技術部

杉田 洋介

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