2015.04.08

KCPS 2015Q1の稼働率について

KDDIクラウドプラットフォームサービス(以下、KCPS)開発リーダーの前原です。
KCPSの2015Q1稼働率(※)は99.9997%を記録しています。

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(※)稼働率=月間VM稼働時間累計/(月間VM稼働時間累計+月間VM故障時間累計)ただしメンテナンス時間を除く

3ヶ月間の故障部位内訳は、サーバ・ホスト故障 67%、ストレージ故障 16%、仮想ネットワーク故障 17%でした。

図7

クラウド品質指標である稼働率

クラウドサービスの品質指標として標準となりつつある「稼働率」ですが、この「稼働率」の考え方は、各クラウド事業社でまちまちであるため、数値自体も重要ではありますが、それ以上に条件について確認が必要になります。具体的に2点ほど注意すべき条件を紹介します。
1点目は、同一地域(Region)内に存在する複数Zoneが利用不可とならない限りは「使用不能」とみなさないケースがあります。この場合、同一機能を提供する仮想サーバをRegion内の複数Zoneに分散して稼働させることが前提となっており、分散配置した全仮想サーバがダウンした場合に限り、故障としての稼働率計算が行われます。

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2点目は、仮想サーバが何らかの理由でダウンし、それまで稼働していたサーバから別サーバにフェイルオーバ(HA機能)され再起動が実行された場合「使用不能」とみなされないケースがあります。このフェイルオーバが完了するまでの期間(通常は数十秒から数分)は、実際は仮想サーバは利用できない状態ですが、故障とはみなされず稼働率の計算が行われます。

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本ブログで開示しているKCPS稼働率実績は、1台1台の仮想マシン(CPU、メモリ、ディスク)及び仮想マシンのネットワーク接続の稼働時間に影響を及ぼす事象は、先に紹介したフェイルオーバ機能の時間なども含めて障害時間として稼働率の計算を行っています。KDDIではお客様にわかりやすい数字を公表し、安心してクラウドをご利用いただけるように努めてまいります。

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KDDI株式会社 プラットフォーム開発本部
プラットフォーム技術部

前原 剛

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