2017.11.10

スクラムガイドのアップデートと日本初開催のScrum@Scale™(Scrumの拡大) 研修について


 
アジャイル開発・Scrumを推進している荒本です。

KDDIではScrumの提唱者であるジェフ・サザーランド氏がCEOのScrum inc.社と、日本におけるアジャイル開発の先駆者である平鍋健児氏が社長を務める株式会社永和システムマネジメントと3社共同により、Scrum inc.社が欧米で行なっているScrum研修コースを日本で開催するプログラムを企画、運営しています。次回は来月12月にScrum inc.社のトレーナーを招き、スクラムマスター研修、プロダクトオーナー研修に加え、『Scrum@Scale™』研修コースを日本で初めて開催することになりましたので、その内容をご案内します。始めに先日アップデートされた『The Scrum Guide™』についてお伝えします。

 

Scrumのルールブックがアップデート

(http://www.scrumguides.org/から引用)

Scrumのルールブックと言われる『The Scrum Guide™』は、Scrumを提唱したケン・シュエンバー氏とジェフ・サザーランド氏が2010年に初版発行したScrumの根本的な考え方、原則をドキュメントしたものです。世界30言語以上に翻訳され、無料でダウンロードできます。Scrumを最初に理解する、実践するには必須のドキュメントです。初版リリース後、二人のScrumに関する活動やユーザからのフィードバックを通してアップデートされており、今月11月に4回目のアップデートがされました。

今回のアップデートのポイントは以下の5点です。スプリントゴールを達成することに、よりフォーカスしたアップデートだと感じました。

①Scrumの利用用途
プロダクト開発のために作られたScrumが、現在では政府、学校、マーケティングなどあらゆる分野で利用されるようになっていることが紹介されています。

②スクラムマスターの役割
スクラムチーム全員がプロダクトのゴールを理解することを促進するため、スクラムマスターはプロダクトオーナーに協力しなければならないことが、これまでの役割に加えて書かれています。

③デイリースクラムの目的
開発チームのみが参加するイベントとされていましたが、スプリントゴールを達成するために必要であればそれ以外の人も参加するように変更されています。デイリースクラムは再計画の場です。プロダクトオーナーは耳を傾け、開発チームのバックログに対する質問に答え、ビジネス側の状況をチームへ適切に共有することにより、チームがスプリントゴールに向かってフォーカスが強まっていきます。

④スプリントバックログにはレトロスペクティブ(振り返り)の結果を反映
レトロスペクティブでは仕事の進め方(プロセス)を見直し、更に生産性を高めるための改善点を話し合い、チームで合意された最優先の改善事項を1つ選びます。それを次のスプリントバックログの最も高い優先順位のアイテムとして含め、プロセスの改善を継続的に確実に行うようにします。

⑤タイムボックスの意味の明確化
タイムボックスの意味が曖昧だったようです。割り当てられた最大時間のことです。

今回のアップデートに関してケン・シュエンバー氏とジェフ・サザーランド氏が対談したWebinarの内容がScrum inc.社のサイトに掲載されています。

 

Scrum inc.トレーニングコースを12月に開催

冒頭のとおり来月12月にこれまで開催したスクラムマスター研修、プロダクトオーナー研修コースに加え、『Scrum@Scale™』研修コースを開催します。

Scrum@Scale™は、『スクラム・オブ・スクラム』として知られるスクラムチームのスケーリング、および『メタスクラム』と呼ぶプロダクトオーナーのスケーリングなど、1つのプロダクトを複数のスクラムチームで企画開発する場合にチーム間で協同し方向性を揃えるための方法と、更に組織全体に拡張しアジャイルな組織に移行していく方法について、海外の事例を交えながら習得するコースです。スクラムチームのスケール化はスクラムガイドに則り、フラクタル(相似的)に拡張していくことがポイントとなることを学びます。

各研修コースの開催は次のとおりです。

■Scrum inc.認定スクラムマスター (Licensed Scrum Master)研修
開催日: 2017年12月7日(木)~8日(金)の2日間 (両日とも9時30分~18時)
開催場所: ベルサール九段

■Scrum inc.認定スクラムプロダクトオーナー (Licensed Scrum Product Owner)研修
開催日: 2017年12月11日(月)~12日(火)の2日間 (両日とも9時30分~18時)
開催場所: ベルサール九段

■Scrum Inc.認定資格Scrum@Scale™研修
開催日: 2017年12月13日(水)~14日(木)の2日間 (両日とも9時30分~18時)
開催場所: ベルサール九段

詳細、お申し込みはこちらをご参照ください。

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KDDI株式会社 ソリューション事業企画本部
クラウドサービス企画部

荒本 実

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