2019.11.06

「KDDI クラウドプラットフォームサービス ベアメタルサーバー」2019年9月新機能をリリース

KDDIクラウドプラットフォームサービス(以下、KCPS)、ベアメタルサーバー開発担当の岩間 解です。
2019年9月に以下の新機能をリリースしましたので、本ブログにてご紹介させていただきます。
 
■新機能

・BMCリモート接続

・Large、xLargeサーバーRaid対応

・Blancco消去証明書

・VMware仮想化オプションのゲストOSとして「Windows Server 2019」「Red Hat Enterprise Linux 8」の提供
 
 
今回は多くのお客様からご要望を頂いていた機能をリリースしており、これらの機能によって利便性が改善され、より使いやすいサービスに進化しています。本ブログでは今回の新機能のうち、”BMCリモート接続”、”Large、xLargeサーバーRaid対応” 機能について、その利便性やお使いいただく際のポイントを説明致します。今回紹介できなかった機能については、次回以降に第2弾としてご紹介させていただきますので宜しくお願い致します。
 

1.  BMCリモート接続機能

1-1  BMC(Baseboard Management Controller)

BMCとはサーバーのハードウェア管理を行うコントローラであり、ハードウェアの監視、ハードウェアに関するイベント管理、またリモート制御などの機能を有しています。お客様がサーバーを購入し、はじめにOSのインストールや初期設定を実施するときに利用します。

 

1-2  新機能 “BMCリモート接続” の概要

本機能により、ベアメタルサーバーサービスのKCPS Admin Console(以下、Admin Console)から対象サーバーのBMCにダイレクトにアクセス可能となりました。Admin Consoleにログインいただき、[BAREMETAL]⇒[SERVER MANAGEMENT]から[BMC]を押下いただくとBMCにアクセスが可能です。


 
1-3  BMCリモート接続の利点及び簡易構成

BMCリモート接続の最大の利点は、KCPSなどで踏み台サーバーを構築することなく、Admin Consoleから直接BMCにアクセスし、OSのインストールや初期設定ができるという点です。KCPSベアメタルサーバーを初めてご利用いただくお客様であれば、ベアメタルサーバーを購入してからBMCにアクセスするまで1-2日程度要していたものが、購入いただいた後すぐにBMCへアクセス可能となりました。


 
弊社が提供するベアメタルサーバーは2つのBMCポートを有しているため、これまで同様、KCPS上で構築した踏み台サーバーからのBMC接続もご利用いただくことが可能です。
 
 
1-4  BMCリモート接続をご利用いただく上で、知っておいていただきたいこと

以下、本機能をご利用いただく際の注意点を記載いたします。

①セッション有効時間

Admin ConsoleからBMCボタンをクリックし、BMC画面が表示されてからセッションは6時間で強制的に切断されます。OSのインストール中でも6時間経過時は切断されますので、大きいISOファイルをインストールされる方は、BMC画面を開いてから早めにインストールの開始をお願い致します(弊社で実施した試験では約5GBのISOファイルをインストールするのに約4時間要しました。大きいサイズのISOファイルを用いてインストールを実施し6時間以上かかる場合は、従来の方法であるKCPSなどで構築した踏み台サーバーからBMCにアクセスし、インストールを実施してください)。

②URLお気に入り登録不可

BMCにアクセスするURLは毎回変わりますので、ブラウザにお気に入り登録をしてご利用いただくことはできません。


 
利便性を高めるために、URLにホスト名を表示しています。複数のベアメタルサーバーに同時にBMCにアクセスした際にも、ホスト名から対象サーバーの確認が可能です。ワンタイムURLの機能や、後続処理の中で購入いただいているサーバーしかアクセスできない機能も入れておりますので、ホスト名を変更しても他のサーバーにアクセスはできません。

③利用可能サーバー

Skylakeサーバー(サーバータイプが“i2”から始まるもの)が対象です。Haswellサーバー(サーバータイプが“i1”から始まるもの)はご利用いただけませんのでご注意ください。

④利用可能ステージ

一部のステージとタスク実行中に本機能はご利用いただけません。ご利用いただけないステージとタスクのリストは以下の通りです。

※1 ステージとは以下橙枠で囲っている箇所です。


 
⑤クライアント環境

本機能はお客様のブラウザとBMCとの接続になりますので、お客様のブラウザやネットワークなどの利用環境に依存します。
 
ブラウザ:
対応ブラウザはchromeになります。その他のブラウザは、BMCの仕様上不具合を起こす可能性があり、正常にご利用いただけませんのでご注意ください。

ネットワーク:
お客様のインターネットが込み合っている時に、本機能は正常に動作しません。特に、OSのインストールはある程度の帯域を必要としますので、OSのインストールがうまくいかないという事象が発生した時は、はじめにお客様のNW環境が正常かをご確認いただけますと問題の切り分けになるかと思います。
 

2.  Large、xLargeサーバーRaid対応

これまで、RaidはSmall、Mediumタイプでのみご利用可能となっておりましたが、Large、xLargeタイプにおいてもRaidのご利用が可能となりました。


 
2-1  Large、xLargeサーバーRaid対応概要及び利点

Large、xLargeサーバーは、VMware vSAN利用を前提として考えていたため、Raidを提供しておりませんでしたが、お客様からLarge、xLargeサーバーにおいてもRaidを利用したいというご要望を多く頂きましたので、Raid5、Raid6のご利用も可能といたしました。VMware vSANですと、最小構成でサーバーを3台ご利用いただく必要がございましたが、Raidを利用することでサーバー1台からでもご利用いただきやすくなりました。


 

まとめ

今回のブログでは、リリースした新機能のうち、”BMCリモート接続”と“Large、XLargeのRaid対応”について説明をさせていただきました。自由度の高いベアメタルサーバーサービスを、より便利に簡易にご利用いただくべく、今後も新たな機能を定期的にリリースしていきます。より多くのお客様の声を機能開発へ反映させるためにも、私も含めて開発担当が打ち合わせの場に参加させていただくこともございますので、その際は率直なご意見を頂けますと幸いです。
 

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KDDI株式会社 プラットフォーム開発本部
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岩間 解

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