2015.02.24

KDDIが自社開発にこだわった「安心」「安全」なメールサービスとは

皆さまはじめまして。KDDIビジネスメール開発グループリーダーの土橋です。KDDIが法人向けに提供するメールサービスと言えば、本ブログでも度々紹介されている「Office365 with KDDI」や「Google Apps for Work」を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回はそれらのメールサービスとは違った魅力を持つ、通信キャリアであるKDDIが自社開発提供する「KDDIビジネスメール」についてご紹介させて頂きます。

KDDIビジネスメールへの想い

Aerial View of People and Cloud Computing Concepts

唐突ではありますが、まず最初にKDDIビジネスメールに対する私自身の歩みを少しお話させて頂ければと思います。本ブログをお読み頂いている中には、企業の情報システム部門の方も多くいらっしゃるかと思いますが、私は現部署でKDDIビジネスメールの開発に携わる前は、約14年間情報システム部門において社内ITの企画開発業務に従事しており、数万ユーザ規模のKDDI社内メールシステムの開発も担当していました。根っからの「情シス人間」で、自社が提供する数多くのクラウドサービスにおいても「もっとこんな機能があれば良いのに」と感じることも多々ありました。そんな折に、社内でKDDIビジネスメール開発プロジェクトが立ち上がるという話を聞き、通常は情報システム部門の人間がサービス仕様策定に直接関わることはあまりないのですが、「エンドユーザの目線にしっかり立ったメールサービスを自ら作りたい!」と一念発起し、社内関係部門にその必要性を訴えることで、開発プロジェクトに参加することになりました。結果、システムの要求仕様の至るところに「情報システム部門の現場の声」をしっかり盛り込むことができ、これはKDDIのクラウドサービス開発で初めての試みだったと思います。その後、情報システム部門から現部署に異動となり、まさか自分自身が開発をリードする立場になるとは思ってもみなかったのですが、リリース当初は色々あった課題も約3年間の地道な品質改善を積み重ねることでようやく「情シス人間にも満足できるメールサービス」に仕上げることができたと思っています。企業のメールシステムは単にエンドユーザが使いやすいだけでは十分ではありません。社内の様々なニーズに応えつつ、情報漏洩対策をはじめとしたガバナンス強化など、情報システム部門の管理者の皆さまにも扱いやすいシステムであることもとても重要な要素だと思っていますし、そういう思想の下で開発されているサービスであるということを皆さまにお伝えしたいと思います。

KDDIビジネスメールって?

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さて、ここからが本題ですが、KDDIビジネスメールとは、Webメール、ウイルス対策、迷惑メール対策など、ビジネスに必要な機能が充実したクラウド型メールサービスです。「メールサービスなんてどれも一緒だよね?」と思われる方も多くいらっしゃると思いますので、ここではKDDIビジネスメールならではのいくつかの特長を紹介します。

1.イントラ(WVS Wide Area Viutual Switch)との接続が可能

インターネット接続のみならず、イントラ接続も可能です。メールという秘匿性の高いデータをイントラ内に閉じて利用することができるため安心してご利用頂けます。また、お客さまご利用のActive Directory/LDAPサーバと連携させることでパスワードの一元管理も可能となります。

2.充実のセキュリティ対策

送信メールの一時保留機能より、送信ミスがあった場合も取り消すことが可能です。またKDDIファイルストレージサービス(オンラインファイルストレージ)との連携により、メール本体と添付ファイルを分離させ、万一添付ファイルの送信間違いがあった場合においてもメール送付先がファイルダウンロード前であれば誤ファイルの差替えや破棄が可能です。更にはメールアーカイブ機能を利用することで過去メールの証跡を残すことが可能となりますので、情報漏洩対策の一環としても非常に有効です。

3.低価格でご提供

Webメール、ウイルス対策、迷惑メール対策は標準で提供しており、1IDあたり3GBの容量が付いて月額300円とお客さまが導入しやすい価格設定にしています。もちろんIDや容量はお客さま(管理者さま)にて1ID、1GBからリアルタイムに増減することが可能であるため、無駄なコストの発生がありません。

 

通信キャリアの提供するメールサービス

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メールというコミュニケーションツールが一般的に利用されるようになって20年程、経過しました。近年では数多くのSNSやチャットサービスなど、コミュニケーションツールは多様化してきていますが、やはり法人市場においては汎用性の高いメールサービスは、まだまだコミュニケーションツールの中心の「共通言語」であることは改めて言うまでもありません。そのため、メールと言うツールは「電気」「ガス」「水道」「電話」といった生活インフラと全く同じサービスレベルを求められるものであり、ひとたび使えなくなった場合の企業活動への影響は計り知れません。もちろんメールサービスの信頼性に対する要求は、どのようなメールサービスプロバイダでも認識しているでしょうし、お客さまの自社内でメールシステムを構築・運用されている場合においても同様だと思います。若干手前味噌になりますが、我々はコンシューマ向けメールサービス(EZwebメール、au one net WEBメールなど)を長年通信キャリアとして提供し続けてきた歴史から、その重要性に対する理解が会社組織全体として染みついています。サービス仕様やシステム設計、運用設計に至るまで非常にシビアな品質管理が徹底されており、特に「メールサービス」に対しては他のサービスに比べても非常に品質基準が高く、生半可なシステム仕様ではシステムの運用部門から承認が得られずリリースすることが出来ません。その背景の一端として、やはり「我々は電気通信事業者である」というところが他のメールサービスプロバイダとは異なる点として挙げられると思います。先にも少し触れましたが、電気通信事業者にはメールサービスという生活インフラに対して「安全・信頼性を向上させる」責務があります。具体的には総務省策定の「重大事故報告基準」というものがあり、「電気通信役務の提供を停止又は品質を低下させた事故で、影響利用者数3万以上かつ継続時間2時間以上のもの等」については総務省報告が義務付けられております。KDDIビジネスメールは2012年4月のサービス開始より3年近く稼働しておりますが、もちろんこの基準に抵触するような事故は発生しておりません。直接お客さまの目に見える部分ではないのですが、システムの信頼性向上のための施策は継続的に実施しており、「いつでも安心して使えるメールサービス」を目指してシステム開発を行っております。

最後に

KDDIビジネスメールはキャリアが提供するクラウドサービスであり、データは全て自社国内データセンターで厳重に保管されています。まだクラウドサービスのご利用に踏み出せていないお客様にこそ、安心・安全なメールサービスとして、KDDIビジネスメールを是非ご提案したいと思います。現在もKDDIビジネスメールの更なる品質強化、機能改善のためのバージョンアップ作業の開発を鋭意進めております。2015年3月予定のシステムリリースではGoogle ChromeやFirefoxなどの最新ブラウザでの動作保障やWebメールの機能改善なども盛り込んでおりますので、是非今後ともKDDIビジネスメールにご期待ください!

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KDDI株式会社 プラットフォーム開発本部
アジャイル開発センター

土橋 孝充

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